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ゆとりある老後生活を送るために必要なお金の話

老後の最低日常生活費は月額22万円

生命保険文化センターの調査によると、老後の最低日常生活費は夫婦2人で月額22万円とされています。

老後を60歳からと仮定し、85歳までの25年間で計算すると、老後の最低日常生活費の総額は6,600万円(22万円×12ヶ月×25年)にもなります。

※平均寿命が男性81歳、女性87歳(平成29年、厚生労働省のデータより)のため、おおよそ85歳として計算しています。

この最低日常生活費の金額を前提に、老後ゆとりのある生活を送るために必要な金額を見ていきましょう!

老後ゆとりのある生活を送るために必要な金額は月額34.9万円

生命保険文化センターの調査によると、ゆとりのある生活を送るためには月額34.9万円必要です。これは、最低日常生活費の月額22万円に日常生活費以外に必要と考えられる金額12.9万円を上乗せした金額です。

月額で見ると意外と少ない気もしますが、これを60歳から85歳まで25年で考えると1億470万円(34.9万円×12ヶ月×25年)です!!

恐ろしくないですか?

でも、これが現実です…。

月々34.9万円って、都会に住んでいる人からするとそんなにゆとりある生活を送れる金額ではないですよね。

不安を煽るわけではないですが、老後はこれだけのお金が掛かるのです。

老後の生活費を何で賄うか

ゆとりある老後の生活費を賄うための原資として退職金、年金、貯金等が考えられます。

退職金

厚生労働省の就労条件総合調査をもとに、勤続35年以上の方の退職金の額を見てみましょう。

退職給付制度大学・大学院卒高卒
退職一時金制度のみ1,897万円1,497万円
退職年金のみ1,947万円1,901万円
両制度併用2,493万円2,474万円
平均2,173万円1,954万円

大学・大学院卒が平均で2,173万円、高卒が平均で1,954万円となります。

勤続35年以上というのは、今の時代なかなかいないかもしれませんが、それでも退職金で賄える老後の生活費は2,000万円程度となります。

年金

平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況によると、国民年金5万円、厚生年金14万7千円となります。夫がサラリーマン、妻が専業主婦の場合、それぞれ厚生年金、国民年金を受け取ることになるため合計で19.7万円になります。

これを老後25年間で計算すると、年金で賄える老後の生活費は5,910万円(19.7万円×12ヶ月×25年)となります。

ただし、年金もいつまでもらえるかどうかは不透明です…。

貯蓄

総務省 家計調査報告(貯蓄・負債編)平成29年(2017年)平均結果の概要(二人以上の世帯)によると、二人以上の世帯で60歳代の貯蓄(株式、生命保険等含む)の平均は2,382万円、負債(ローンなど)の平均は205万円です。

貯蓄と負債の差引きで、貯蓄額で賄える老後の生活費はおよそ2,200万円となります。

老後の生活費シミュレーション

これまで見てきた、退職金、年金、貯蓄額を老後ゆとりのある生活を送るために必要な金額と比較してみましょう!

退職金2,000万円+年金5,910万円+貯蓄2,200万円ーゆとりある老後の生活費10,470万円=△360万円

360万円不足ですが、意外と賄えましたね!!

しかし、上記で述べた通り、年金が今と同額支給されるかは不透明です。

フリーランス、個人事業主など、退職金や厚生年金が出ない方や貯蓄が少ない方は注意が必要ですね。

我々会計士も業界慣行的に退職金が出ないため、老後に向けた家計の管理が大事になりそうです。

老後の資金が足りない場合、収入を増やすのか、支出を減らして貯金を増やすのかといったことも考えないといけませんが、収入を増やせるように頑張りたいものです。

では

katsuki(katsuki_jp)